熱応答試験については豊富な実績があります
ジオシステムは地中熱調査・解析の主要な手法である地盤の熱応答試験(TRT)について200件を超す実績があります[温水循環方式TRTとして日本一の回数(弊社調べ)]。TRTでは、システム設計に必要な地盤の熱伝導率と地中熱交換井の熱抵抗を求めます。従来のTRTは地中熱交換井の平均的な熱伝導率と熱抵抗を求めていましたが、新しい試験法であるTCP/TRT*を行うことにより、地盤の熱伝導率の深度分布を求められます。また、地盤調査用小口径ボーリング孔での測定も可能なヒーターケーブルを熱源にした深度別熱伝導率測定法:TCP/HC**も初期調査としてお勧めしています。これらの本手法では、地下水流による熱交換能力が大きい地層を検出でき、経済的で効率の良いボアホール型地中熱交換器の構造や延長設計を可能とします。ジオシステムは独自に改良したTCPの実施をお勧めいたします。
*TCP/TRT:Thermal Conductivity Profiling while Thermal Response Test
**TCP/HC:Thermal Conductivity Profiling using Heater Cable
官公庁からの受託した地中熱利用促進のための研究・開発を行ってきました
・H22 地中熱利用ヒートポンプシステム過負荷運転実証実験
・H21 立科温泉権現の湯 地下水利用ヒートポンプシステム実証事業
・H19 岩手県環境保健研究センター地中熱利用ヒートポンプ冷暖房システム実証事業
・H24-H29 食料生産地域再生のための先端技術展開事業のうち「施設園芸栽培の省力化・高品質化実証研究」(網羅型研究)
・H25-H26 施設園芸における熱エネルギーの効率的利用技術の開発委託事業
・H21-H23 「低炭素時代にむけた自然エネルギー利用率を最大限に高める施設栽培用ヒートポンプシステムの開発」
・R3-R4 「エネルギー・環境新技術先導研究プログラム 農山漁村地域のRE100に資するVEMSの開発」
・R2-R4 「再生可能エネルギー熱利用を推進するための高耐久・高効率樹脂製熱交換ユニットの開発」
・H26-H30「地中熱・流水熱利用型クローズドシステム技術開発」
・H23-H25「再生可能エネルギー熱利用計測技術実証事業」
・H23 「緑の分権改革」推進事業(茨城県地中熱ヒートポンプ・ハウス栽培活用実証調査)
・R4 「被災地企業等再生可能エネルギー技術シーズ開発・事業化支援事業」-「ハウス栽培に適した地中熱システムの開発・実証」(コンソーシアムメンバーとして参画)
・R3 「被災地企業等再生可能エネルギー技術シーズ開発・事業化支援事業」-「ハウス栽培に適した地中熱システムの開発・実証」(コンソーシアムメンバーとして参画)
・H30「地質調査孔を用いた熱応答試験の標準化と福島県・見かけ熱伝導率分布図の作成」(ふくしま地中熱LLPのメンバーとして参画)
・H29「樹脂製細管熱交換器を内蔵したタンク式地中熱交換器の高度化」
・H28「樹脂製細管熱交換器を内蔵したタンク式地中熱交換器の有効性の検証」
・H27「地中熱ヒートポンプシステム配管の高度化ならびに断熱効果の検証」
・H25-H26「地下水移流効果を有効利用した高効率地中熱交換器」共同研究
・R3-R4 高度技術信託基金の技術イノベーション実証試験プロジェクト「ベトナムにおける工業用水中の未利用熱の有効活用によるクリーン冷暖房システム開発」 (アサノ大成エンジニアリング(ATK)ほかと共同提案)